頑健な屋内位置推定手法の開発

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スマートフォンユーザなどの屋内における位置座標を推定する屋内位置推定手法は,地下街や病院,ショッピングモールの屋内ナビゲーションなどの様々な分野への応用が期待されています.多くの屋内位置推定手法は,ある座標において得られるWi-Fiなどの電波強度が固有であることを利用して位置推定を行います.しかし,Wi-Fiなどの電波を用いる屋内位置推定手法は,温度や湿度などの環境変化による電波強度の変化によりその精度が不安定という欠点があります.
そこで本研究では,Wi-Fi位置推定モデルを定期的にアップデートすることで頑健な位置推定を行う手法の開発を行っています.これまでに開発した手法では,対象とする環境内で常に業務をしている警備員や清掃員にセンサデバイスを装着し,そのデバイスに搭載されている加速度や方位センサおよび屋内マップを用いて警備員等の歩行軌跡を正確に推定します.それと同時にデバイスで計測したWi-Fi電波情報により,ある座標において観測される正確なWi-Fi電波強度情報が得られます.この情報を用いて位置推定モデルを常に最新の状態にアップデートすることができます.

スマートフォンに屋内位置推定機能を実装.Webブラウザ経由で屋内位置履歴を閲覧.

[手法説明スライド]
tecs2015

D. Taniuchi and T. Maekawa: Automatic Update of Indoor Location Fingerprints with Pedestrian Dead Reckoning, ACM Transactions on Embedded Computing Systems, Vol. 14, Issue 2, pp. 27:1-27:23 (Feb. 2015). [Impact Factor(2012): 1.178]